ミュゼの企画展「折田軍兵衛の肖像」
中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」で、吾妻の地衆の企画展を行っていましたので見に行ってきました。折田軍兵衛は、信州より真田とともにこの地にやってきた佐藤軍兵衛で、折田の地を領地として「折田」を名乗って土着した人です。天正16(1588)年4月16日の上野八幡山番帳(知る人ぞ知る有名な古文書)に載っている城番(じょうばん)の中富澤豊前守、狩野志摩守、狩野右馬助と共に番頭(ばんがしら)として名前を連ねている。番頭とは、その城に籠もる者達のリーダーと言うことだと思います。領地、実力ともにこの城番の中では抜きん出ていたのではないでしょうか。
この折田家には、200点以上の古文書が残されていて吾妻の歴史をひもとくヒントとなっています。「武田家朱印状」「真田昌幸宛行状」「真田信之宛行状」などの他に「大坂冬の陣 陣中日誌」などが展示されました。地域中世の歴史をひもとく、貴重な資料などです。そのほか、「田村家文書」なども展示されました。吾妻の歴史、真田氏について興味のある方は一見の価値のある企画展です。
興味のある方は、令和2年12月20日までですので出かけてみられることをおすすめします。