私の歴史学習の遍歴
私の歴史学習の初めは、岩島村誌にである。それは中学生の頃のことで、少し後に、吾妻郡城壘史という本を手に入れた。それから近世城郭ではなく、中世城郭(土の城)に興味を持ったのである。小学生当時、私の家の裏の山は遊び場だった。もちろん城の跡だったなんて事は、みじんも感じていなかった。この「岩島村誌」、「吾妻郡誌」を中心に地域の伝承や歴史について学んだ。「中世城と考古学」はもう少し後のことで、「城郭考古学」という新しい考えが始まったときに購入した。
これは今では手に入らない、「中世城郭辞典 全3巻」と「日本城郭大系 全20巻」である。中世城郭辞典は、当時土の城の縄張図と解説をせた内容で、私の知識の源になっている。「日本城郭大系」は、日本全国の城を網羅しており、私にとって城郭学習には欠かせない本だ。
この本の発行元は「中世城郭研究会」で、この中で最新の研究成果の発表などが行われている。こう言う最新の事例を見ることで、地元の歴史について新たな発見などが分かるときもある。最近は、怠けて中々買っていないのですが、貴重な本であることは間違いない。
これは、「戦国遺文 武田氏編」と論文集である。戦国遺文武田氏編については、発売されたのを気づくのが遅れたため第4巻までしか揃えられなかった。そのへんは、「戦国遺文 真田氏編」が最近発刊されているので、それで補おうと思っています。この戦国遺文は、実際の文書を載せた物で、その時代を読むのに大変参考になると思っています。
この本は、「岩櫃城国指定化」が決まった時点で揃えた書籍です。「鉢形城跡」と「箕輪城跡」は、それぞれ寄居町と箕郷町と行政規模が近く参考になると思い揃えました。「史跡等整備の手引き」「発掘調査の手引き」は文化庁文化財部記念物課監修の書籍で、岩櫃城が国指定になれば、当然保存整備計画を立てねばなりません。当然、整備するところは「発掘調査」も伴いますので、参考のため揃えました。他町の過去の動き、現状など参考に出来れば、当町の事業規模に合った整備・活用が出来ると思います。
この書籍は、現在活用している書籍です。このほか「長尾景春」「関東管領上杉氏」「長尾景仲」「加沢記」など、ネット上で公開している各研究発表なども参考にし、活用しています。あとは、「戦国の経済政策」まとめた書籍や「真田研究」、「城郭考古学」の書籍など電子書籍で揃えて読んでいる。現在、「戦国遺文 真田氏編第1巻」を発注して数日後には届くと思います。この本に関しては、全3巻で、すべて揃えるつもりです。新しい論文などを読んで、古い本などを読み返すとまた自分にとって新たな発見があり、面白いです。ただ、私は学者ではないので伝承、伝説なども交えていきたいと思っています。このサイトに訪れる方の、少しでも参考になるようでしたら幸いです。