横谷地区から川原畑へぬける

 本日、6月26日(日)に横谷地区より川原畑地区へ吾妻峡を避ける街道を見つけに行ってきました。街道と言っても、戦国時代に使われていた道ですので当然痕跡はありません。しかし、江戸時代以前は渓谷で道は遮断されていたので、横谷氏の領地の川原畑地区に行くにはこの道しかなかったのではないでしょうか。地元の人が道しるべが、山の上にあると言われたがその痕跡は見つかりませんでした。

道の入り口

 ここは、鍛冶屋沢(平沢川)から山に入る道の入り口です。木にピンクのリボンが縛られています。

平沢川を渡り草刈り場に向かう道

 草刈り場に向かうこの道は、近代まで使われていて道の痕跡はあります。道の終わりが草刈場、そのさらに先に「とびのす」と言われている岩場があります(前回確認)。この「とびのす」と呼ばれる岩場は、しのびの修行をした場所だと地元では言われているようです。

前回確認したとびのす

 前回確認した、「とびのす」と言われている岩場。葉っぱが生い茂り確認しずらいが、岩場が木々の間に確認できると思います。今回は、ここを通らず途中で尾根を登りました(下の写真参照)。

稜線の入り口

 今回はダム上にぬけるのが目的であるため、草刈り場に向かう道の途中から尾根を登ります。

ダム上に向かう稜線

 稜線が延々と続きます。GPSナビで、現在位置を確認しながら進みます。現在では、スマホのアプリで良いのがありますので、道のないところでは必須のアイテムとなっています。私は、YAMAPというアプリを活用しています。登山道の無い山に登る場合は、ウォーキングとして記録しています。あとで確認するためにも、記録は大事ですよね。

稜線の岩場

 こんな岩場が何度も登場します。ちなみに稜線の左右は、急斜面で落ちたら最後登ってこられません。

岩場
岩山
よく登山で出くわす根っこの張った稜線
岩山

 この岩山は、回り込んで上りました。

開けた遠望

 開けたところがあったので松下、岩下方面の写真を撮ってみました。

岩混じりの稜線
鹿の角

 稜線を上る途中、和鹿の角が落ちていました。繁殖期に雄同士の喧嘩の痕跡か?せっかくなので、拾っていきます。

岩場のピーク

 この岩山がピークです。この難所を越えれば、下りの稜線になります。

八ッ場ダムに向かう稜線
ダムに向かう稜線1
ダムに向かう稜線2
ダムに向かう稜線3
ダムに向かう稜線4

 GPSを頼りにひたすら稜線を下り、八ッ場ダムを目指します。途中尾根を一つ間違えて、戻りました。スマホのGPSナビの地図がしょぼく、谷が一つ抜けていたため途中から下っていけず戻りました。仕切り直し、一つ先の尾根を下りました。

トンネル遊歩道

 尾根を戻り稜線を修正して下っていくと、茂四郎トンネル上遊歩道に通じる。これを下りれば、八ッ場ダムのダムサイトです。ダムサイトから、エレベーターを使い渓谷を下り横谷地区に戻りました。この日も暑かったのですが、ピークの所は比較的涼しかったです。また、一つ向こうの尾根で「ガサガサ」と音がしたので、熊かと思い大きな声を出したがカモシカの親子でした。

検証結果

 今回は、山の稜線(比較的容易な場所)を通り川原畑地区に抜ける道を検証してみました。その結果は、この道(道はない)が違っても遠からずと言う事になると思います。そして伝承の通り、馬に乗っては通れない。と言う事も確認できました。江戸時代には渓谷に道が出来たので、400年以上経っていますのでもちろん道の痕跡はありません。平沢川の入り口と、ダムサイトの近くのみ道らしきものも確認できましたがこれも近代のものであると思います。今回の検証から、横谷地区から川原畑へは山越しに越えられる事、馬は通れない事など確認できました。恐らく横谷氏が出陣するときは、一旦安原に出てから東、西に進路を取っていたのではないでしょうか。横谷左近行重がここを本拠としていたとき、ここは所堅固な要害となっていたのでしょう。横谷城(雁ヶ沢城)単体でその城の痕跡を見れば小さな砦だが横谷氏屋敷跡、横谷の町屋全体を要害としてみると結構堅固であると言えるでしょう。この東西南北閉鎖された空間を見れば、横谷氏が「木曾義仲の落人伝説」に関連が一層深くなるような気がします。今回は、横谷地区~川原畑地区のみでしたが、次は安原に抜ける道も検証しようと思います。また狼煙台跡、横谷氏の位牌堂(大智庵)跡など検証して横谷城(雁ヶ沢城)跡の項でまとめて解説を載せる予定です。

所要時間:3時間42分

距離  :3.7KM

高低差 :登り502M 下り397M

行程記録と高低差

 今回は、3時間42分かかりましたが一度尾根を間違えて戻った事など考えると、3時間強の行程だと思います。稜線を動く事により、草も生えて居らず上り下りはありますがそんなにきつい道中にはならないかも知れません。しかし、ある程度の登山の装備は必要になるかも知れません。興味のある方は、このコメント欄かお問い合わせでご連絡頂ければ、ご案内も出来ると思います。ただし稜線はあるが、ちゃんとした登山道はないのでその覚悟は必要かとも思います。何かあったときの為登るときは、山岳保険も掛ける事をお薦めします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


前の記事

吾妻太郎伝説